「どう解決!?物流の2024年問題」のご案内

2024-04-17

淺田会計事務所では、顧問先の皆様に

最新の情報提供をおこないます。

今回のテーマは、

「労働時間が短くなることで輸送能力が不足

どう解決⁉物流の2024年問題」です。

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このメールは2~3分程度で読み終わりますので、

ぜひご覧ください。

■ はじめに ━━━━━・・・・・‥‥‥………

2024年4月からドライバーの働き方改革関連法施行により

時間外労働の上限(休日を除く年960時間)規制等が適用されます。

この規制は、「2024年問題」と称され、とりわけ他の業態よりも

労働時間が長いとされるトラック事業については、労働時間が制限されることで、

  • 1日に運ぶことができる荷物の量を削減
  • トラック事業者の売上げ・利益の減少
  • ドライバーの収入の減少
  • 収入の減少による担い手不足

などが懸念されているところです。

■ 働き方改革関連法の改正による変更点 ━━━━━・・・・・‥‥‥………

・拘束時間の制限

・休息期間の確保

・連続運転時間に関する規制

・時間外労働と休日労働に関する制限

・割増賃金の引き上げ

■ 自動車運転の業務における時間外労働の上限規制 ━━━━━・・・・・‥‥‥………

<令和6年4月より>

  • 時間外労働の上限(労働基準法):年960時間
  • 拘束時間(労働時間+休憩時間)(改善基準告示)

【1日あたり】

・ 原則13時間以内、最大15時間以内。

・ 宿泊を伴う長距離運行は週2回まで16時間

※14時間超は1週間2回以内

【1ヶ月あたり】

原則、284時間、年3,300時間以内。ただし、

労使協定により、年3,400時間を超えない範囲

内で、310時間まで延長可。

■ 労働時間規制等による物流への影響 ━━━━━・・・・・‥‥‥………

<物流・運送会社>

  • 運べる荷物量が減る
  • 人件費アップで利益や売上が減少する
  • 人材が確保できない

<荷主>

  • 物流コストが増大する
  • 輸送を断られる可能性がある

<一般消費者>

  • 配送料が上がる
  • 当日、翌日配達の宅配サービスが受けられない可能性がある
  • 水産品、青果物など新鮮なものが手に入らなくなる可能性がある

■ 2024年問題の対策で企業に必要な取り組み ━━━━━・・・・・‥‥‥………

運送事業者と荷主が協力し、取引環境と長時間労働を改善!

問題解決に向けて取り組みましょう!

<物流・運送会社>

  • ドライバーの待遇や労働時間を改善する
  • 荷主や一般消費者への理解を促す
  • システムを導入してDX化を進める

<荷主>

  • 標準的な運賃の支払い
  • 運送以外に発生する料金の支払い

<物流・運輸業&荷主が連携して行うべき3つの対策>

  1. 予約システムを導入し荷待ち時間、待機時間を削減する
  2. 労働環境の改善としてパレット化による手荷役作業の削減や

DXによる業務効率化を図る

  • リードタイムの延長による長距離輸送は中1日を空け、

満載での効率的な輸送を行う

■ さいごに  ━━━━━・・・・・‥‥‥………

荷主と運送事業者の協力による、

『取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン』

ぜひ参考にしてみましょう!

▼ガイドラインはこちら

https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/guideline.pdf

▼事例集はこちら

https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/guideline_jirei.pdf

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